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愛知県東海市 常蓮寺(西山浄土宗)山門再築・袖塀及び観音堂移設工事
2018年5月22日 調印式

愛知県東海市大田町の常蓮寺様(西山浄土宗)にて、山門再築・袖塀及び観音堂移設工事の調印式が行なわれました。
工事は平成30年6月より開始し、平成31年2月に完了予定です。
観音堂(大悲堂):享保10年(1725)、「名古屋市大須の北方清浄院の護摩堂を求め建立す」と伝えられています。
観音堂は、東海市の都市計画道路に当たりましたが、価値のある古い建物ということで曳屋修理をし、残していきます。
山門は、鎌倉様式の本堂に倣ったものを新築します。
同市の大きな遊歩道に面することになる新築山門は、袖塀がつく立派な造りです。

(参考に観音堂写真も掲載しています。)

 

(1)工事前の常蓮寺観音堂

(2)工事前の常蓮寺 左から観音堂・現山門・本堂

(3)調印式

(4)調印式
2018年6月14日 起工法要

山門再築・袖塀及び観音堂移設工事の起工法要が本堂で執り行われました。その模様をお伝えします。
          

(1)常蓮寺 本堂

(2)起工法要

(3)壇家様ご焼香

(4)委員長挨拶

(5)住職様挨拶
2018年6月27日 部材準備

東海市の常蓮寺様山門新築工事の部材準備の様子を撮影しました。
魚津社寺工務店には自社工場があり、そこで職人さんが木材の加工をしています。

下の写真は懸魚(げぎょ)を加工しているところです。
常蓮寺様の山門の懸魚は、猪の目を模した「猪目懸魚(いのめげぎょ)」です。

懸魚(げぎょ)・・・中国や日本の建築装飾のひとつで、棟木や桁の先を隠すための飾り板。
          中央〔拝上(おがみ)〕のを本懸魚(おもげぎょ)、左右のを脇懸魚、
          降懸魚(くだりげぎょ)などという。
          形によって切懸魚、三花懸魚、かぶら懸魚などの種類がある。
                 参考文献:中村達太郎著『日本建築辞彙〔新訂〕』(中央公論美術出版2011)
         

(1)懸魚の例

(2)懸魚の加工

(3)懸魚の加工

(4)懸魚の加工後
2018年7月3日 部材準備

東海市常蓮寺様 山門再築・袖塀及び観音堂移設工事における、山門再築(新築)の部材刻みの様子を撮影しました。

魚津社寺工務店には自社工場があり、そこで職人さんが木材の加工をしています。

大工さんが設計図から原寸図を起こし、原寸図からかたどった型に沿って木材を刻んでいきます。
大きい板から数回の工程を経て、原寸に近づけていきます。
          

(1)製材前(例)

(2)原寸図から取った型(飛燕垂木の型)

(3)原寸(型)に沿って刻まれた垂木
2018年7月17日 部材準備

東海市常蓮寺様 山門再築・袖塀及び観音堂移設工事における、山門再築(新築)の部材準備の様子を撮影しました。
魚津社寺工務店には自社工場があり、そこで職人さんが木材の加工をしています。

写真は、垂木(たるき)という部材を鉋(かんな)で仕上げているところです。
大きな鉋からだんだん小さな鉋に変えて、何度もかけています。
3枚目の写真は、一番小さな鉋のサイズ感をお伝えするために金槌の横に置いてみました。
          

(1)垂木の仕上

(2)大工道具 鉋

(3)大工道具 鉋
2018年7月24日 現山門の瓦降ろし

東海市常蓮寺様 山門再築・袖塀及び観音堂移設工事における、解体される現山門の瓦降ろしの様子を撮影しました。

手作業で山門の瓦を降ろし、曳屋修理をする観音堂の瓦補修に使えそうなものを選別して残していきます。
観音堂の価値(古さ)を維持するため、新規の瓦でなく手間をかけて古い瓦をなるべく使います。
壊してしまうだけならもっと早く作業できますが、古い物を残していくには手間も時間もかかります。
          

(1)瓦降ろし

(2)瓦降ろし

(3)常蓮寺山門 鬼瓦

(4)保管する瓦

(5)瓦降ろし後
2018年7月27日 部材準備

東海市常蓮寺様 山門再築・袖塀及び観音堂移設工事における、山門再築(新築)の部材準備の様子を撮影しました。
魚津社寺工務店には自社工場があり、そこで職人さんが木材の加工をしています。

写真は、棟木(むなぎ)という部材を鉋(かんな)で仕上げているところです。
大きな鉋からだんだん小さな鉋に変えて、何度もかけています。

棟木…むなぎ、むねぎ。建物の棟に使われる部材。取り付けの際は上棟式(棟上式ともいう)を行なうことがある。

          

(1)棟木の仕上

(2)棟木の仕上

(3)工場の様子
2018年7月28日 現山門の解体後の様子

東海市常蓮寺様 山門再築・袖塀及び観音堂移設工事における、解体される現山門の解体後の様子を撮影しました。

今回は機械を使わず、手壊しで解体作業を行ないました。
曳屋修理予定の観音堂の補修に使えるよう、大きい部材は残してほしいと解体業者さんにお願いしました。
これらの部材は弊社の工場に持って行き、加工をして、観音堂の補修に使われる予定です。

また、解体時に棟札などの〔建築年代が分かるもの〕が出ることを期待しましたが、残念ながら出ませんでした。
しかし、東海市では山門の記録(写真や寸法データ)を取り、保管されるそうです。

          

(1)山門解体後

(2)山門解体後

(3)再利用する部材

(4)梁の上に置かれていた大きな額